ソーシャルリクルーティングとは?メリットから成功事例までご紹介

自社では、これから若手の中途採用に力を入れたいので「SNSを使ってアピール」したいが、何から始めればよいかわからず困っている人はいませんか?
この記事では、そんな人に知ってほしいソーシャルリクルーティングについて詳しく解説します。
ソーシャルリクルーティングとは?

ソーシャルリクルーティングとは、SNSを活用した採用手法です。企業がSNSを通じて採用情報を発信したり、魅力をアピールしたりして採用へとつなげていきます。
SNSの利用率が高い、デジタルネイティブ世代に訴求しやすい採用手法だと言えるでしょう。
ソーシャルリクルーティングを行うメリット

ソーシャルリクルーティングを行うメリットは以下の通りです。
- 採用コストを抑えられる
- 潜在的な求職者にもアピールできる
- 採用後のミスマッチを防止できる
- ブランドイメージを伝えやすい
- 求める人物像にあてはまる人のSNS情報を集めて分析できる
- 求職者と双方向のコミュニケーションが取れる
- 情報発信を効率的に行える
- 投稿が拡散される可能性があり幅広い求職者にリーチできる
採用サイトや転職エージェントなどを利用しなくても、少ないコストで求める人物像に合った人材を採用できる可能性が高まる点が大きなメリットです。
ソーシャルリクルーティングを行うデメリット

ソーシャルリクルーティングを行うデメリットは次の通りです。
- 炎上のリスクがある
- 長期的に取り組む必要がある
- SNSのノウハウが必要
- 社内で運用ルールを決めておかなければならない
SNSの運用がベースとなるため、それなりに手間やノウハウが必要となるのを覚えておきましょう。
ソーシャルリクルーティングのやり方

ソーシャルリクルーティングのやり方を5Stepでご紹介します。
【Step1】採用目的と採用したい人物像を決める
最初に採用の目的を決めます。
どの部署に、どのような知識やスキルを持つ人を何人採用するのか、具体的に決めておくとよいでしょう。また、採用したい人物像のペルソナも作成しましょう。
ペルソナとはマーケティングの用語で、自社の商品やサービスのたった1人の理想的なターゲット(人物像)を指します。架空の人物ですが、リアルな人物像を設定するため、採用でも設定することで「理想の人材イメージ」を社内で共有する際に役立ちます。
【Step2】ソーシャルリクルーティングに使うSNSを選ぶ

画像出典:総務省「令和5年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」
上記の画像は、総務省が2023年に発表した「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」にて、SNSの年代・性別による各種SNSの利用率の違いを表したグラフです。
世代・性別によってよく使うSNSは異なるため、採用したい人物像に合わせて選ぶようにしましょう。例えばペルソナが20代であれば利用率が65%以上のXやInstagram、女性なら60%以上のInstagramでソーシャルリクルーティングをするのが効果的です。
参考:総務省「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
【Step3】運用ルールを決める
人事担当者のなかでSNSの運用ルールを決めておくと、情報漏洩・炎上などのリスクを下げられます。
具体的には以下のようなことを決めておくとスムーズです。
- 投稿内容
- 更新頻度
- 禁止事項
- チェック体制と担当者(文章校正、法律的な観点からの校閲など)
また人事担当者はSNSの運用だけが仕事ではないので、担当者が他の仕事もしながら無理なく運用できる体制を整えることも大切です。
【Step4】発信開始
発信を開始したら定期的に更新しましょう。
またSNSにはテキスト、画像、動画、ライブ配信などさまざまな発信方法があるので、求職者の理解しやすい形で投稿するのがおすすめです。
【Step5】効果検証と改善
ソーシャルリクルーティングは1度行って終わりではなく、効果を検証して再び行う時にやり方を改善していくことが大切です。1度で希望する人材を採用できなくても、何度か改善をしていくうちに自社のニーズに合った人材が採用できるようになる可能性が高まります。
ソーシャルリクルーティングの成功事例

株式会社スクラムヒューマンパワーでは、ソーシャルリクルーティングで成果を挙げただけではなく、成功のポイントをnoteで公開しています。
noteには、ホームページとSNSを見たという23才の方から、採用に関するお問い合わせがあったと記載されています。「SNSなどの発信から、従業員の働く姿、経営理念、企業としての考え方などが理解できた」という事例です。
株式会社スクラムヒューマンパワーでは、企業としてのメッセージが伝わったのは発信に以下の8つの要素が含まれていたからだと分析しています。
- 社会的・経済的地位
- 有能さ
- 支配力
- 魅力
- 温かみ
- 弱さ
- 信頼性
- カリスマ性
上記の要素を含めることは、メッセージの説得力と威力の強さにつながります。これからソーシャルリクルーティングで発信する企業が取り入れやすい、発信手法の好事例です。
参考:note 株式会社スクラムヒューマンパワー「新しい採用の形・ソーシャルリクルーティング」
ソーシャルリクルーティングでの動画制作はemo planningにご相談ください

ソーシャルリクルーティングにおける動画制作はemo planningにご相談ください。
emo planningでは企画・撮影・編集・活用・分析までワンストップで行うため、複数の担当者と打ち合わせを繰り返す必要がありません。また企業の宣伝戦略に長けた広告プランナーによる、成果を重視したソーシャルリクルーティング戦略のトータル的な企画立案も可能です。
費用対効果の高いソーシャルリクルーティング用の動画制作に興味のある方は、次のページもごらんください。
動画制作・映像制作|会社案内動画・リクルート動画・サービス案内動画等|群馬県のemo planning
まとめ

ソーシャルリクルーティングとは、さまざまなSNSを活用した採用です。企業がSNSを通じて採用情報を発信したり、魅力をアピールしたりして採用へとつなげていきます。
この記事も参考にして、ぜひソーシャルリクルーティングに積極的に取り組んでみてください。