ECサイトで売上アップするには?成功事例もご紹介

地域で自社商品の販売を長く続けてきたけれど、販路拡大と売上アップを目指してECサイトを立ち上げたいと考えている人はいませんか?
この記事では、ECサイトで売上アップする方法から成功事例まで詳しくご紹介します。
売れるECサイトの特徴とは?
売れるECサイトには、以下のような特徴があります。
- サイトのファーストビューにユーザーが目的の商品までたどりつける動線がある
- 商品ページの内容でユーザーがベネフィットを意識できる
- カートへの動線がスムーズ
- 商品の選択肢が多すぎない
- 再購入につながる仕組み(定期的なメルマガ配信など)が整っている
- SNSでターゲット顧客との関係構築ができている
- 広告で集客したターゲット顧客が継続的に購入する仕組みが整っている
ベネフィットとはユーザーが商品やサービスを購入した時の感情的な満足感を指します。
例えば商品使用前・使用後の違いがわかる画像を商品ページに掲載すると、ユーザーはその時の感情を想像しやすくなるでしょう。
ECサイトで効率良く集客し、売上を伸ばすためには上記のような特徴を持つサイト作りが大切です。
参考:note 株式会社FORV「【売れない理由はコレかも?】ECサイトでよくある7つの失敗と改善策|株式会社FORV」
ECサイトで売上アップするための施策
ECサイトの売上は、「集客数 × CVR (購入率)× 客単価×リピート率」という公式で導き出すことができます。
そのため、ECサイトで売上アップするための施策を「集客施策」「CVRをアップする施策」「客単価を高める施策」「リピート率を高める施策」の4つにわけてご紹介します。
集客のための施策
ECサイトの集客数をアップするためには、以下のような施策を行うとよいでしょう。
項目 | 概要 |
Web広告 | ・リスティング広告(検索エンジンの検索結果画面に出稿する広告)、ディスプレイ広告(Webサイトやアプリの広告枠に出稿する広告)SNS広告(X、Facebook、Instagramなどの各種SNSに出稿する広告)などの種類がある ・かかる費用はインプレッション単価、クリック単価などで計算される ・広告出稿期間は一定数の集客が見込める |
SEO対策 | ・検索エンジン最適化のことで、検索エンジンでホームページやコンテンツを上位表示させることで集客につなげる ・費用はかからない ・効果が出るまで一定の時間はかかるが継続的に集客できる |
SNS運用 | ・ターゲット顧客が良く利用しているSNSのアカウントを作り、運用して集客する ・インフルエンサーマーケティングの手法を用いればさらに多くの顧客にリーチできる |
自社の目的の集客数や予算に応じて施策を使い分けるのがおすすめです。
CVRを向上させるための施策
ECサイトでCVR(コンバージョン率)を向上させるには、ユーザーの行動やニーズに合わせた改善が欠かせません。
以下に代表的な施策を紹介します。
項目 | 概要 |
LPO対策 | ・ランディングページ最適化のことで、LPの内容を魅力的で使いやすいものとすることで離脱を防ぎCVRを向上させる |
UIデザインとUXデザインの改善 | ・ECサイトの使い勝手や得られる体験価値をデザインすることでCVRを上げる |
商品ページ最適化 | ・商品説明、画像、レビューなどを分かりやすく配置し、購入意欲を高めるページ構成に改善する |
決済方法の多様化 | ・クレジットカード決済、コンビニ決済、代金引換、電子マネー決済、キャリア決済など複数の決済方法を選べるようにして購入へのハードルを下げる |
レビューや口コミの充実 | ・顧客の声に真摯に耳を傾け改善することで信頼性が高まりCVRにつながる |
CVR改善は一度で完結するものではなく、日々のアクセス解析やユーザー行動の変化に応じて、継続的な見直しをするのが重要です。
客単価を高めるための施策
ECサイトで客単価を高めるには、顧客のニーズや購入傾向を分析した上で、効果的な提案を行うことが重要です。
以下のような施策を検討してみましょう。
項目 | 概要 |
アップセル | ・顧客が購入を検討していたり、既に購入したりした商品よりも高機能で高価格な商品を提案して客単価をアップする手法 |
クロスセル | ・顧客が購入を検討している商品の関連商品や補完商品を提案して客単価をアップする手法 |
送料無料サービス | ・購入額が一定以上になったら送料を無料にするサービス |
セット商品の提供 | ・顧客のニーズに合わせた組み合わせで顧客満足度を高めつつ商品を販売する手法 |
顧客のニーズを分析し、購入前の商品ページやカート画面など適切なタイミングで提案をすることで単価をアップできます。
リピート率を高めるための施策
ECサイトの売上を安定的に伸ばすには、一度購入してくれた顧客に継続的に利用してもらうことが重要です。
リピート率を高めるためには、以下のような施策を検討してみましょう。
項目 | 概要 |
メールマーケティング | ・メルマガ、ステップメール、リターゲティングメールなどを活用し顧客のニーズに合った情報を届けることで、リピート購入につなげる施策 |
ポイントやクーポン券の発行 | ・ポイントやクーポン券を発行することでお得感を出し、リピートを後押しする手法 |
定期購入プログラムの設定 | ・定期購入ができる制度を作ることで、顧客の利便性が高まり安定した収益基盤を作れる |
顧客にまた購入したいと思わせる体験を提供することが、リピート率の向上につながります。
ECサイトで売上アップした成功事例
emo planningにECサイト制作をご依頼いただいた中から、売上アップにつながった成功事例を3つご紹介します。
食品メーカーのECサイト

画像出典:会津天宝オンラインショップ「一汁一菜亭」
福島県の食品メーカーさまからのご依頼を受け、FutureShopを利用したECサイトを制作しました。
老舗のイメージを維持しつつ、ポイントで縦書きの文字を入れたデザインで和モダンな雰囲気作りをしています。
ASPのECサイトであるため、事前の仕様の確認作業をしっかりと行い、売上アップにつながった好事例です。
参考:emo planning「食品メーカー様ECサイト制作」
化粧品・スキンケアブランド販売の楽天ショップ制作

画像出典:楽天市場「ララヴィ 楽天市場店」
大阪府の化粧品・スキンケアの製品開発、販売を行う企業さまよりご依頼を受け、楽天ショップの制作を行いました。
楽天ショップは一定のフォーマット制限がありますが、バナーを活用することでブランドイメージをしっかりと訴求しました。
公式ブランドサイトで使用するFutureShopから情報を取り出し、他のECサイトシステムに移行したため、スムーズな制作が可能となり売上アップにもつながった好事例です。
参考:emo planning「化粧品・スキンケアブランド販売の楽天ショップ制作」
知育玩具メーカーのECサイト

画像出典:PBLOCK公式ホームページ
群馬県の知育玩具メーカーさまよりご依頼を受け、ECサイト制作、製品写真撮影、製品動画制作を行いました。
ECサイトは、以下の理由からShopifyを選んでいます。
・運用のしやすさ
・ランニングコストを抑えられる
・海外からも時々引き合いがある
Shopifyは越境ECとしての機能も充実しているため、今後の海外展開を考慮すると最適だと判断しました。
現状の売上アップだけではなく、将来も見据えた運用提案ができた好事例です。
ECサイトで売上拡大を目指すならemo planningにご相談ください
売上の拡大を目指してECサイトを開設したい方は、emo planningにご相談ください。
企業にとっては重要な販売チャネルとなるECサイトの開設を、事前の企画の段階から制作、運用まで一貫してサポートします。
興味のある方は次のページもごらんください。
ECサイト(ショッピングサイト)企画・制作 | 群馬県玉村町の合同会社emo planning
まとめ
ECサイトの売上は、「集客数 × CVR (購入率)× 客単価×リピート率」という公式で導き出すことができるため、集客、CVR、単価、リピート率をそれぞれ向上させる施策を行うことが大切です。
この記事も参考にして、ぜひ売れるECサイトの構築に取り組んでみてください。