医療系のホームページ制作をするなら?診療科による違いをご紹介

医療機関を運営する上で信頼性の高いホームページが必要だと感じているけれど、どのようなことに気を付けて制作すればよいかわからず困っている人はいませんか?
この記事では医療系のホームページ制作のポイントを診療科別にご紹介します。
医療系のホームページ制作のポイント
医療系ホームページを制作するにあたって意識したいポイントは以下の通りです。
・信頼性や専門性の高いコンテンツとする
・医療広告ガイドラインを守って発信する
・医療広告ガイドラインで適正とされる範囲内で医師、スタッフ、医療機関内の画像を掲載する
・医療広告ガイドラインで適正とされる範囲内で医師やスタッフの想いを発信する
・ユーザーが使いやすいUIデザイン(ホームページ内でのユーザーとの接点にあたる部分のデザイン)を心がける
・SEO対策(検索エンジンで上位表示するための対策)を施して集客につながるようにする
・モバイルファースト(スマホやタブレットでも使いやすくすること)を心がける
・ユニバーサルデザインを意識する
・セキュリティ&プライバシー対策を施す
ユニバーサルデザインとは性別、年齢、文化、障がいの有無などを問わずすべての人が使いやすいデザインを指します。
医療機関はすべての人が受診する可能性があるため、なるべく多くの人が使いやすいデザインを意識するのが重要です。
また患者の皆さんが受診する時に適切な医療機関を選びやすいよう、特徴や得意とする治療内容をわかりやすく発信するのが大切です。
参考:厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針
美容外科と美容皮膚科
美容外科のホームページは以下のことを意識して制作するのがよいでしょう。
項目 | 内容 | ベネフィット |
症例写真の掲載(要許諾) | ・施術前後の写真を掲載する | ・視覚的に変化を確認でき、施術への理解と期待感が高まる |
医師の経歴・資格・実績の明示 | ・医師のプロフィールや施術実績を掲載する | ・信頼感・安心感の向上 ・不安の軽減 |
明確な料金表示 | ・施術ごとの料金をわかりやすく記載する | ・費用が把握しやすく、予約までの心理的ハードルが下がる |
リスク・副作用の記載 | ・想定されるリスクや副作用を丁寧に説明する | ・誠実な印象を与える ・信頼性がアップする |
また美容皮膚科のホームページは次のことを意識して制作するのがおすすめです。
項目 | 内容 | ベネフィット |
肌悩み別ページの用意 | ・ニキビ・シミなど症状別でわける | ・自分に合った治療法を探しやすい ・離脱を防げる |
施術の流れ・ダウンタイムの説明 | ・初診~施術後までを段階的に解説する | ・初めての患者でも安心して通院できる |
清潔感のあるデザイン | ・白・水色を基調にするなど | ・信頼感・清潔感・透明感を演出し、好印象を与える |
信頼性を高め、患者の皆さんが納得して施術を受けてもらうためにはどのような情報を必要とするかを考えたホームページにするのが大切です。
歯科
歯科のホームページ制作をする場合、以下のことを意識してみましょう。
項目 | 内容 | ベネフィット |
診療内容の詳細 | ・一般歯科・小児歯科・矯正歯科・審美歯科などをわかりやすく分類して表示する | ・自分の悩みに合った診療科目をすぐに見つけられる |
保険診療と自費診療の違い | ・保険診療と自費治療の違いを説明する | ・費用面での不安を減らし、安心して治療を受けられる |
予防歯科・メンテナンス情報の掲載 | ・定期検診やクリーニングの重要性を啓発 | ・患者との長期的な関係構築につながる |
歯科で行う治療の中には保険が適用される治療と自費で行わなければならない治療が混じっているため、整理して提示するのが大切です。
精神科と心療内科
精神科と心療内科のホームページを制作する場合、次のことを意識しましょう。
項目 | 内容 | ベネフィット |
診療内容の詳細 | ・精神科・心療内科それぞれの治療内容や専門領域をわかりやすく分類 | ・自分に合った専門医を見つけやすく、安心して相談できる |
治療方法の説明 | ・薬物療法、カウンセリング、認知行動療法などの治療法を具体的に説明 | ・どのような治療が行われるか事前に知ることで不安を軽減できる |
プライバシー保護の強調 | ・個人情報の取り扱いやプライバシーの保護に関するポリシーを明記 | ・敏感な内容であるため、個人情報の守秘義務を強調することで安心感を提供 |
精神科と心療内科の場合、受診すること自体をハードルが高いと感じている患者さんが多いため、診療内容や治療方法などの基本的な情報を丁寧に発信することが大切です。
産婦人科
産婦人科のホームページを制作する場合、以下のことを意識しましょう。
項目 | 内容 | ベネフィット |
診療内容の詳細 | ・妊娠・出産、婦人科疾患など、診療内容をわかりやすく分類 | ・自分が求めている診療内容をすぐに見つけられ、悩みを解消できる |
産前産後のケア | ・妊娠中や産後のサポート内容(母乳育児相談、産後ケア、育児相談など) | ・産後のケアやサポートが受けられることが分かり、安心して通院できる |
健康相談のページ | ・妊娠中の注意点や産後の体調に関するアドバイス、よくある質問をQ&A形式で掲載 | ・妊娠・出産の準備やケアに関して、あらかじめ知識を得ることができる |
産婦人科はお産の時だけ受診するものと誤解されがちであるため、婦人科疾患や女性の健康についても発信すると、より受診へのハードルが下がるでしょう。
小児科
小児科のホームページを制作する時は、次のことを意識しましょう。
項目 | 内容 | ベネフィット |
診療内容の詳細 | ・予防接種、発熱、風邪、アレルギー、育児相談など、診療内容をわかりやすく分類 | ・自分の子どもに必要な診療科目をすぐに見つけられ、適切な対応が受けられる |
予防接種の案内 | ・予防接種のスケジュールや注意点を明確に表示 | ・予防接種のタイミングや流れがわかり、忘れずに接種できる |
育児相談のサポート | ・子どもの発育に関する質問や悩みに答える育児相談ページ(オンライン・オフライン) | ・育児の悩みを気軽に相談でき、親としての不安を軽減できる |
小児科は何歳まで受診させてよいかを迷う方が多いので、目安の年齢は15歳であること、日本小児科学会の見解では成人まで受診してよいことなども発信するのがおすすめです。
整形外科・リハビリテーション科
整形外科とリハビリテーション科のホームぺージを制作する場合、次のことを意識しましょう。
項目 | 内容 | ベネフィット |
診療内容の詳細 | ・整形外科(骨折、関節疾患、脊椎疾患など)とリハビリテーション科(運動療法、理学療法など)をわかりやすく分類 | ・患者が自分の症状に最適な治療科目をすぐに見つけられる |
治療方法・リハビリの流れ | ・治療方法やリハビリプラン、進行具合を具体的に説明 | ・治療の流れや期待される効果を知ることで、不安を軽減できる |
痛みや負担に対する配慮 | ・治療・リハビリ時の痛みの管理方法や、患者への負担を軽減する配慮を紹介 | ・痛みへの不安を和らげ、リハビリへの参加を促進する |
けがを治療するために整形外科への受診が必要だということは比較的よく知られています。
しかしけがで筋肉の力が弱まり、それを元に戻すにはリハビリテーションが必要だということはあまり知られていません。
リハビリテーションとは何かとその役割を積極的に発信し、受診につなげることが大切です。
在宅医療
在宅医療のホームページを制作する場合、以下のことを意識しましょう。
項目 | 内容 | ベネフィット |
診療形態の違いの説明 | ・在宅医療の種類(訪問診療、往診など)をわかりやすく分類・説明 | ・自分の状況に合った医療サービスが選びやすくなり、利用のハードルが下がる |
対応可能な医療内容 | ・慢性疾患管理、ターミナルケア、点滴治療、褥瘡ケア、在宅酸素療法などの具体的な内容を明示 | ・自宅でも十分な医療が受けられることがわかり、安心して利用につなげられる |
利用の流れと対象者 | ・サービス開始の流れ(相談、契約、訪問開始)や、対象となる患者像(通院困難、寝たきりなど)を明記 | ・自分が対象になるかがすぐにわかり、問い合わせや相談がしやすくなる |
料金・保険の説明 | ・在宅医療にかかる費用、保険の適用範囲、公費負担制度(医療保険)を掲載 | ・費用への不安を事前に解消でき、経済的な見通しを持った上で利用を検討できる |
自宅で受けられる医療と病院で受けられる医療の違いをはっきりイメージできるように発信することが大切です。
emo planningにおける医療系ホームページ制作の実績
emo planningにおける医療系ホームページ制作の実績を3つご紹介します。
多聞内科クリニック
画像出典:多聞内科クリニック公式ホームページ
多聞内科クリニックさまにはホームページ制作だけではなく、開院時の広告・販促をすべて当社にお任せいただきました。
ロゴ作成から始まり、開院告知チラシや、院内外の看板デザイン、ロードサインの企画、ホームページ制作と手がけています。
ホームページ制作時は、クリニックカラー、ロゴカラー、HPカラーの統一感を意識しました。
またロゴデザインでは、看板、名刺などに展開した際の見え方も意識したため、看板を見たことがきっかけで集患にも繋がっています。
さいたま静脈瘤クリニック
画像出典:さいたま静脈瘤クリニック公式ホームページ
emo planningでは、さいたま静脈瘤クリニックさまの開院時の広告、販促関係のお手伝いをいたしました。
最寄りに競合クリニックが点在しているため、強みとなる部分をまずはヒアリングで明確化しました。
具体的にはロゴの制作にはじまり、名刺や封筒などの帳票類、看板の企画・制作、パンフレットやホームページの制作などをトータルでサポートしたのです。
またホームページ内に集患対策となるキーワードが入ってくるように意識しながらデザインしたのもポイントです。
高崎タワークリニック
画像出典:高崎タワークリニック公式ホームページ
emo planningでは、高崎タワークリニックさまのホームページ制作時院内の雰囲気が分かるように、映像もあわせて制作しました。
またホームページ内で院全体の雰囲気、デザインに統一感が生まれるように、ホームページデザイン〜院内サインなどのデザインまわりもすべて対応したのです。
定期的に一部のページをリニューアルしながら、現在もサイト運用を進めています。
医療系のホームページ制作はemo planningにお任せください
医療系のホームページ制作はemo planningにお任せください。
当社は前の実績でもごらんたいただいたように、クリニック開業の立ち上げから支援することが多いのが特徴的です。
そのため集患につながるホームページ制作を、各病院やクリニックの皆さまのニーズに合わせて行うことが可能です。
興味のある方は、次のページもごらんください。
https://emo-planning.co.jp/hp/emocli/
まとめ
医療系ホームページを制作する場合、医療広告ガイドラインを守るのはもちろんですが、診療科やその病院・クリニックの強みを生かして発信するのが大切です。
この記事も参考にして、ぜひ積極的にホームページ制作に取り組んでみてください。